派遣先の寮に住民票を移しては駄目な人!住所変更は慎重に

派遣先の寮に入居する場合、実家に住民票がある人は移すべきか残すべきか悩みますよね。
「住民票の住所変更について」調べてみると、
法律上の義務です。正当な理由がなく届出をしない場合、5万円以下の過料に処されることがあります。
総務省:住民票の住所変更について
とあります。
正当な理由があれば、住所変更をしなくても大丈夫そうですが、「正当な理由」とは、どんなケースなのか?
ネットで調べても明確な答えがえられず、役所と社労士に相談することにしました。
その結果、私は「住民票を移さない」という選択をしましたが、同じように住民票を移すかどうか悩んでいる人も多いと思います。
そこでこの記事では、工場派遣労働者が勤務地に住民票を移すことのメリットとデメリットについて、私の工場での実生活をもとに紹介します。

住所変更は法的義務!違反者には5万円以下の過料

まずは、千葉県の市役所に相談にいきます。
受付で「転出の相談」と言って番号札を受け取り、待つこと20分。





と言って、「総務省:住民票の住所変更について」のページを見せます。

要領の得ない回答だったので、後輩の社労士にLINEで質問。




1年以上福井県に滞在することになったら、その時に考えれば良いと思います。



住民票を移さないメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
面倒な手続きがない | 運転免許証の更新手続き(書き換え) |
失業保険の手続き | 借金が面倒(本人確認書類) |
住民票を移さないメリット
住所変更しないと以下の面倒な手続きがありません。
- 運転免許証の変更
- パスポート
- 銀行口座
- マイナンバーカードの住所変更
- 世帯主変更届など
これらについては引越しと同じなのですでにご存じの人も多いと思いますが、次に紹介する失業保険については知らない人も多いのではないでしょうか?
退社後の失業保険
就業前に失業保険のことなんて考えないですよね。
私もそうでした。
でも、実際に失業保険を受給する時になって、住所変更をしていなくて本当に良かったです。
というのは、失業給付金の手続きは、自分の住所を管轄するハローワークでしかできないからです。
多くの人は寮に入ると思いますが、契約終了と同時に退寮しなくてはなりません。
そのため、もし住所変更をしていたら、退寮後に失業保険の手続きをするために、毎回千葉県から福井県まで通わなければなりませんでした。
住民票を移さないデメリット
- 運転免許証の更新手続き(書き換え)
- 借金が面倒(現住所と住民票の住所が異なる場合、補助書類の提出が必要)
ほかにも、確定申告や選挙権などが挙げられますが、派遣労働者にはあまり関係なさそうなので、ここではデメリットに入れませんでした。
また、図書館などの一部の公共サービスが利用できないという話もありますが、派遣会社から健康保険証が発行されるので、そちらで利用できます。
まとめ:住所変更は慎重に
工場派遣の場合、減産により突然契約が終了することがあるため、1年程度であれば住所を変更しない方が良いです。
私自身、減産により思いがけず7ヶ月で契約が終了したため、なおさら強く思います。
ただ、特定受給資格者に指定されて、100万円ほどもらえたので、それはそれで良かったのですか‥。
失業保険と公共職業訓練で100万円ももらえた様子については、後日記事にする予定です。